医療広告ガイドラインとは
医療広告ガイドラインとは、2018年6月1日に厚生労働省により施行された医療広告に関する指針です。不当な広告がきっかけで起こるトラブルや被害から利用者を守ることを目的に作られました。医療広告は、患者さんを受診につなげる意図があり、ドクターやクリニックの名称が特定できるものを指します。禁止されている主な項目は次の通りです。
・虚偽広告
「絶対に安全な手術」「胸が確実に3カップUP」「成功率99%(データの根拠なし)」など
・比較優良広告
「最高」「日本一」「No.1」など
・誇大広告
「一生通い放題」「最先端の美容医療」など
・患者等の主観に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談
「患者さんの声」として体験談を掲載すること、口コミサイトから体験談を転載することなど
・治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の写真等
いわゆるビフォーアフター写真のことで、治療内容や費用、リスク・副作用を記載するなど条件を満たした場合は掲載可能
・公序良俗に反する内容の広告
わいせつもしくは残虐な画像や映像、差別を助長する表現を使用した広告など
・品位を損ねる内容の広告(費用の強調・プレゼント)
「施術代40%オフ」「期間限定!割引キャンペーン」「来院者全員に美容液プレゼント」など
※トリビューが直接ユーザーに提供するキャンペーンは、トリビューが医療機関ではないこと、医療広告に該当しない形で実施していることから規制の対象には入りません。
トリビューの取り組み
トリビューでは、皆さまが安心してクリニックやドクター、施術の情報を得て適切な選択ができるように、医療広告ガイドラインに則り運営しています。具体的な取り組みについてご紹介します。
・トリビュー投稿コンテンツについて
医療広告に該当するコンテンツは、医療広告ガイドラインを遵守して作成しています。社内で弁護士監修済みのガイドライン運用ルールを設け、特定のクリニックに有利な表現になったり、虚偽・誇大表現になったりしていないか公開前にチェックしています。
・クリニック投稿コンテンツについて
特別メニュー(モニターを含む)は、クリニック投稿コンテンツにあたります。クリニックには医療広告ガイドラインを遵守するようにお伝えし、トリビューでは定期的に投稿内容のチェックを実施しています。問題のある箇所を見つけた場合は速やかに修正・追記依頼を出し、該当箇所の修正が完了しているか確認しています。
・ユーザーが投稿する体験談について
ユーザーが投稿する体験談についても医療広告ガイドラインに則り運営しています。トリビューがクリニックの指示により体験談の改編や部分削除をすることや、特定のクリニックの体験談を意図的に上部に表示するなどの行為は一切行っていません。
ただし、体験談が名誉毀損や著作権侵害などの不法行為にあたる場合は、予告なく削除・非表示対応を行うことがあります。詳しくは「投稿・画像削除ガイドライン」をご覧ください。
Q&A
Q1. トリビューのコラムに載っているビフォーアフター写真は問題ないの?
A1. 医療広告ガイドラインでは、患者さんが自ら情報を求めてアクセスするウェブサイトであること、施術内容や費用、リスク・副作用などの説明を記載することなどの条件を満たした場合にビフォーアフター写真の掲載が認められています。そのため、トリビューではこれらの条件を満たしたうえで公開しております。
Q2. トリビューが直接ユーザーに提供するキャンペーンやポイントプレゼント企画は医療広告ガイドラインに抵触しないの?
A2. トリビューは医療機関ではなく、医療広告に該当しない形でキャンペーンを実施しているため規制の対象には入りません。医療広告ガイドラインだけではなく、景品表示法にも抵触しないように企画しています。
Q3. 通常価格より安い「モニター価格」が表示されているけど、医療広告ガイドラインに抵触しないの?
A3. 医療広告ガイドラインでは「10%割引」や「施術費用 20,000円→10,000円」などの費用の強調は禁止されています。しかし、通常より安い価格で受けられる制度自体を禁止しているわけではありません。モニター価格の表示については、弁護士と相談のうえで費用の強調にあたらないデザインになるよう配慮しています。
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